美容医療コラム

Aesthetic medical column

チョコレートを食べるとニキビができる?!

バレンタイン・ホワイトデーシーズンが過ぎましたね。

「チョコ食べたらニキビができちゃって・・・」

なんて、この時期にありがちじゃないでしょうか?!

ニキビとチョコレート・・・、実際のところ関係あるのでしょうか??
チョコレートを食べるとニキビが出るのでしょうか??

まず結論から言いますと、「チョコレートを食べたからニキビが出る」ということではありません!!

チョコレートだけではなく糖質や脂質を多く含む食品を多く食べると、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。
ニキビができる原因は『毛穴のつまり』や『過剰な皮脂分泌』にあります。
皮脂自体が悪いものなわけではないので、毛穴につまることなくスムーズに排出されていれば問題はありません。排出がうまくいかず毛穴に詰まって皮脂が溜まり、ニキビ菌が増殖するとニキビにつながるのです。

チョコレートを食べる=ニキビができるではなく、

チョコレートのような食品を沢山食べて皮脂の過剰分泌がおこり、毛穴の詰まりが生じた時にニキビができるということなのです。

チョコレートにはストレスを解消したり、頭の働きをスッキリさせる効果もありますし、老化防止効果も高いとされています。
むしろ、身体に良い影響が沢山あります!!
”ポリフェノール”という成分は、よく知られている成分かと思いますが、とくに積極的に摂りたい成分のひとつです。
下記のような効果が期待できますよ!!

①活性酸素を抑制
→活性酸素は生きている中で体内に必ず発生しているのですが、大量に生成されると正常な細胞を攻撃し酸化させてしまいます。酸化することで老化や様々なトラブルが起きます。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素を抑制してくれる効果があります。
特に活性酸素からの肌のトラブルはニキビの発生にもつながります!

②血液サラサラ
→血管を広げる効果で高血圧の予防や、動脈硬化が原因になっている生活習慣病の予防の効果があります。
ひとことで言えば血液サラサラ状態へ!!
血流が正常であれば、肌へも酸素がいきわたり、ダメージの回復(ニキビ、ニキビ跡の回復)が早くなります!

③アレルギー抑制
→ヒスタミンの放出が抑制され、アレルギーの発症や悪化を防ぐ効果があります。
花粉症等のアレルギーがきっかけでニキビが悪化することもあります。お肌の為にもアレルギーは出ないに越したことはないのです!

④脳の栄養
→脳の活動を支える栄養素に働きかけ、認知機能を高める効果があります。理解力・記憶力アップが期待できます!!

ただし!
極端に大量に食べたりして、バランスを崩した時にニキビにつながることはおおいにあります。
肌に良いからといって、一気にお徳用パックを全部食べたりしたら、ニキビができることもあるのです・・・!!
何事も適量でなくてはいけません・・・。

チョコレートの場合、美容と健康のための1日の適量は、板チョコ半分(25g~30g、150kcal~200kcal)が目安です。
上手に取り入れていきましょう!

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